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[FGO] マイケルの真名、予想通りだったな
15人の理知的なメガネたち, FGO, コンスタンティノス11世, 史実
本日その真名が明かされたコンスタンティノス11世については、その生涯の最後を飾る帝都陥落・帝国滅亡については塩野七生『コンスタンティノープルの陥落』を始め多くの書籍がありますが、生涯全体をコンパクトにまとめたものには井上浩一『ビザンツ皇妃列伝』最終章が挙げられます。
#ビザンツFGO pic.twitter.com/5gJGkNzQIy

— しろちち@冬コミ新刊BOOTHにて頒布中(@shirochichi0707)Mon Mar 07 11:21:59 +0000 2022
この頃のビザンツーキリスト教を旨とするギリシア人のローマ帝国―は衰亡著しく、帝都近郊と幾つかの飛び地を有するばかりでしたが、実はそんな中でひとり気勢を上げていたのがコンスタンティノスでした(地図はルキウスさん @Lucius330511 作成のものをお借りしました)。 pic.twitter.com/NRGt9WrDKO

— しろちち@冬コミ新刊BOOTHにて頒布中(@shirochichi0707)Mon Mar 07 11:27:12 +0000 2022
コンスタンティノスは兄ヨハネス8世存命時はペロポネソス半島のミストラを分領として統治しており、ぞの治世では半島内のラテン系君侯を駆逐・統一するのみならず、ギリシア本土にも進出、帝都を包囲せんとするオスマン朝に対決を挑むという、かなりの武闘派でした(勿論のこと負けてしまいますが…) pic.twitter.com/vLT5WeT4No


— しろちち@冬コミ新刊BOOTHにて頒布中(@shirochichi0707)Mon Mar 07 11:31:52 +0000 2022
なお、兄のヨハネス8世、父のマヌエル2世も中々有能な人物であったとされますが、いかんせん帝国の力が絶望的に低下していたので、皇帝個人の力量では如何ともしがたい部分がありました(個人的には、せめてあと100年この父子の出番が早ければ…と思ってしまいますね)。
— しろちち@冬コミ新刊BOOTHにて頒布中(@shirochichi0707)Mon Mar 07 12:03:30 +0000 2022
さて、1448年。兄ヨハネスが亡くなり、母ヘレネ(セルビアのドラガシュ家出身)の意向によりコンスタンティノスが皇帝に即位。ペロポネソスを離れ、帝都に赴きます。この時彼は二度、妻と死別しており、子はありませんでした。
— しろちち@冬コミ新刊BOOTHにて頒布中(@shirochichi0707)Mon Mar 07 12:05:59 +0000 2022
ここからの物語は良く知られているところです。1453年5月29日、オスマン朝により遂に帝都が陥落する中、コンスタンティノスは乱戦に姿を消します。生死定かならぬその最期から、彼は姿を一時隠し眠りについており、いつか目覚めて帝国を復活させるー…と伝承されているとか。
— しろちち@冬コミ新刊BOOTHにて頒布中(@shirochichi0707)Mon Mar 07 12:11:28 +0000 2022
あと、コンスタンティノスは夏目漱石の『吾輩は猫である』の中で「オタンチン・パレオロガス」という駄洒落に使われたことでも有名です(おたんちん御短珍=ばか・間抜けだそうです)。年代的には、本邦で最も早くに知られたビザンツ皇帝かもしれませんね。 pic.twitter.com/ofyKIisTwx


— しろちち@冬コミ新刊BOOTHにて頒布中(@shirochichi0707)Mon Mar 07 12:21:54 +0000 2022

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